第48回 <ル・テタンジェ>国際料理賞
コンクール・ジャポン2014
最終審査結果
48ème PRIX CULINAIRE INTERNATIONAL LE « TAITTINGER »
コンクール・ジャポンの第1次審査(書類選考)は8月5日に行われ、全国から応募した68名の中から選ばれた8名が、9月2日に東京調理師専門学校(新宿)で行われた最終審査(ファイナル実技審査)に臨んだ。
8名の参加者は2点の料理を5時間で制作し、コンクール・ジャポン最終審査は<ル・テタンジェ>コンクール国際規約にのっとって行われた。
コンクールの規則は、パリ、ブールヴァール・マジェンタ156番地 法廷執行官 ポーペール・リエヴァン事務所に提出されており、ポーペール・リエヴァン氏がコンクールの合法性を監視するものである。
受賞者
優勝
川本 善広
ホテルグランヴィア大阪 大阪府
2位
林田 雅隆
ロイヤルパークホテル 東京都
3位
岸本 一完
浦和ロイヤルパインズホテル 埼玉県
テーマ
ル・テタンジェコンクール国際規約に則り、2点の料理を5時間で制作した。
1.書類選考に提出したオリジナル・ルセット 8人分
2 Canards croisés, désossés et farcis, servis rosés
2 garnitures :
1 imposée abase de champignons et
1 libre une sauce au vin rouge (en sauciere à part)
dressésur un plat rectangulaire 40×60 cm (environ)
2羽のカナール・クロワゼ、デゾセしてファルシしロゼに仕上げる
2種のガルニチュール:
1種はシャンピニョン類をベースにしたもの、
1種は自由選択 ソーシエールに入れた、ソース・ヴァン・ルージュを添える
*料理の盛付け:自由、長方形のプラター(約40×60cm)に盛りつけること
2.審査委員長による課題ルセット 8人分
Salade Beaucaire
サラッド・ボーケール
*実技試験当日、ルセットを発表した。
コンクール・ジャポン最終審査結果は、シャンパーニュ・テタンジェ社取締役輸出部長クロヴィス・テタンジェ氏同席のもとに9月2日ホテル椿山荘東京でおこなわれた発表式にて発表され、以下の授与が執り行われた。
コンクール・ジャポンの賞
優勝者
第1位のディプロム、第1位のカップ、
シャンパーニュ・テタンジェ(マチュザレム)
副賞として2,400ユーロ相当の小切手
第2位
第2位のディプロム、第2位のカップ、
シャンパーニュ・テタンジェ(ジェロボアム)
第3位
第3位のディプロム、第3位のカップ、
シャンパーニュ・テタンジェ(ジェロボアム)
ファイナル実技審査の出場者で
第1位~3位以外の者全員に、
第48回ル・テタンジェ国際料理賞コンクール・
ジャポンのファイナリストを証明するディプロム、
シャンパーニュ・テタンジェ(ジェロボアム)
最終審査(ファイナル実技審査)に望んだ
8名のリスト
今城 浩二 | 帝国ホテル大阪 |
武智 大輔 | セルリアンタワー東急ホテル |
林田 雅隆 | ロイヤルパークホテル |
寺田 昇平 | (株)ミリアルリゾートホテルズ ホテルミラコスタ |
市原 宏文 | 阪急阪神ホテルズ 大阪新阪急ホテル |
小泉 臣央 | 浦和ロイヤルパインズホテル |
忽滑谷 哲也 | 川越プリンスホテル |
川本 善広 | ホテルグランヴィア大阪 |
ル・テタンジェ国際料理賞
コンクール・ジャポン審査委員
審査委員長
堀田 大 | (株)マンジュトゥー代表取締役 1984年、<ル・テタンジェ>国際料理賞コンクール(パリ)に、 日本人として初めて参加しグラン・プリを獲得 |
実技選考委員
伊佐 武二 | 日本平ホテル グループ統括顧問 |
岸 義明 | ホテルインターコンチネンタル東京ベイ 執行役員 総料理長 |
田中 健一郎 | 帝国ホテル東京 専務執行役員 総料理長 |
中村 勝宏 | ホテルメトロポリタンエドモンド 名誉総料理長 |
福田 順彦 | セルリアンタワー東急ホテル 副総支配人 総料理長 |
善養寺 明 | ホテルオークラ東京 執行役員 洋食調理総料理長 |
外山 勇雄 | 東京會舘 常務取締役総料理長 |
ベルナール・アンクティル | フレンチF&B株式会社 料理営業部長 |
フィリップ・バットン | レストラン プチ・トノー 代表取締役 |
マチュー・トサック | Gourmet consulting 代表取締役 |
ドミニク・コルビ | ル・コルドンブルー マスターシェフ |
ルノー・オジェ | ホテルニューオータニ トゥールダルジャン シェフ |
加賀 和広 | ホテル椿山荘東京 執行役員 総料理長 |
石井 剛 | レストラン モノリス オーナーシェフ |
吉田 功 | ザ・プリンスパークタワー東京レストランブリーズヴェール シェフ |
大溝 隆夫 | レストラン・ボルドー 代表取締役 料理長 |
書類選考委員
市川 博史 | 京王プラザホテル 取締役 総料理長 |
沼尻 寿夫 | ウェスティンホテル東京 総料理長 |
高橋 義幸 | 帝国ホテル東京 調理部長 |
曽我部 俊典 | 横浜ベイホテル東急 総料理長 |
中宇祢 満也 | 浦和ロイヤルパインズホテル 総料理長 |
河野 透 | レストランモナリザ オーナーシェフ |
西口 章二 | ホテルニューオータニ 西洋料理 料理長 |
佐野 文彦 | 大津プリンスホテル 洋食料理長 |
柏木 健一 | ホテルグランヴィア大阪 料理長 |
下村 康弘 | (株)オリエンタルランド フードオペレーショングループ レストラン料理長 |
パリ・ファイナルに於ける歴代日本人入賞者
1984年 | 優勝 | 堀田大氏(東洋軒、東京都) |
1994年 | 3位 | 佐野文彦氏(大津プリンスホテル、滋賀県) |
2001年 | 3位 | 中宇祢満也氏(浦和ロイヤルパインズホテル、埼玉県) |
2002年 | 3位 | 佐藤浩氏(浦和ロイヤルパインズホテル、埼玉県) |
2003年 | 3位 | 柏木健一氏(ホテルグランヴィア大阪、大阪府) |
2008年 | 2位 | 下村康弘氏(株式会社オリエンタルランド、千葉県) |
2010年 | 3位 | 大和幸義氏(帝国ホテル東京、東京都) |
2013年 | 3位 | 鎌田英基氏(帝国ホテル東京、東京都) |
優勝者(第1位)は今年11月25日、パリで行われるコンクール・アンテルナショナル(国際ファイナル・コンクール)参加を兼ねて配偶者と共にパリに招待されます。
<ル・テタンジェ>国際料理賞コンクールは48年の歴史を持ち、この間数多くの優れたシェフを輩出してきました。日本においては一時中断もありましたが、毎年定期的に開催し続けている国際料理コンクールに直結した日本で唯一のフランス料理コンクールとして高く評価されています。
*このコンクールは明確な2段階をもつコンクール、つまり参加各国でのコンクールは予選ではなく各国での<ル・テタンジェ>国際料理賞コンクール・ナショナル(参加各国名)であり、各国のコンクールの優勝者がパリに集まって行うものが<ル・テタンジェ>国際料理賞コンクールです。
国際ファイナル・コンクール(パリ)
日付
2014年11月25日
参加国
フランス(アンドール公国、モナコ公国を含む)、日本、スイス、ベルギー、ルクセンブルク、オランダ、北欧3国(ノルウェー、スウェーデン、フィンランド)
- 参加各国でのコンクール優勝者は、コンクール・アンテルナショナル (パリ)のフィナリストとして2週間前に招集状と共に一般テーマ(例:魚、甲殻類、肉、ジビエ、家禽 等…)、を受け取る。
- コンクール前夜、法廷執行官立ち会いのもと、コンクールの明確なテーマ及び材料リストがくじで決められる。ファイナリストはその材料リストから必要な材料を選び出し、オリジナル・ルセットの料理制作にあたる。
- 当日、各参加者は5時間以内に料理を仕上げる。
国際ファイナル・コンクールの賞
優勝者
10,000ユーロの賞金
トロフィー <エル・グスト>。
このトロフィーは本コンクールのために
ミゲル・ベッロカ氏が創作したもの
ラ・クープ・ヴァンクール
(歴代全ての優勝者の名前が刻まれた大杯)は、
後に開かれるプレスのためのデイナー
(優勝者がコンクールで作った料理を
自身の手で準備する)の時に手渡される
メダル
<ピエール・テタンジェ国際料理賞コンクール>
(ピエール・テタンジェの肖像が刻まれている)
彫刻家ポール・ベルモント作
第2位
カップ、4,800ユーロの賞金
第3位
カップ、2,500ユーロの賞金
出場者全員に、記念カップ及び
ル・テタンジェ国際料理賞
コンクール出場を証明し、
その結果を載したディプロムを授与
コンクールに関するお問合わせ先
<ル・テタンジェ>国際料理賞コンクール・ジャポン
事務局 フランス文化を識る会
〒160-0023
東京都渋谷区桜丘町3-2 渋谷サクラステージ SAKURAタワー7階
TEL:03(5937)4412 FAX:03(5937)1891