第54回 <ル・テタンジェ賞>
国際シグネチャーキュイジーヌコンクール
アンテルナショナル(パリ)
結果報告
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54éme PRIX INTERNATIONAL DE CUISINE D'AUTEUR
「第54回<ル・テタンジェ賞>国際シグネチャーキュイジーヌコンクール アンテルナショナル」が新型コロナウィルスの世界的流行により2回延期を経て、2022年5月31日(火)パリで開催され、ファイナリストたちがル・コルドン・ブルーにてファイナル実技審査に挑みました。
オペラ・ガルニエ(パリ)にて、国際ファイナル審査委員長エマニュエル・ルノー氏(ル・フロコン・ドゥ・セル、ムジェーヴ、ミシュラン3つ星)をはじめとした国際ファイナル審査員(注1)は、第54回コンクール・アンテルナショナルの結果を下記のように決定し、日本代表として参加した堀内亮氏が、日本人として史上3人目となる優勝をおさめました。
結果発表および授賞式も同日19時よりオペラ・ガルニエ(パリ)にて開催され、審査委員・ファイナリストによる盛大な拍手と栄光が優勝者に送られました。
今大会は、2年前に各国予選で書類選考として出題された「牛肉のアシエット料理」と、本選の前日に発表された「春野菜の前菜」をテーマに8人が実技審査にて競いました。インターナショナルテーマ・課題ルセットともにガルニチュールやソースは自由。書類選考ではその料理への想いや食材のこだわりなども審査の対象となり、実技審査では技術や味、プレゼンテーションが重要視されます。
又、第52回ル・テタンジェ国際料理賞コンクール(2018年)にて優勝した関谷健一朗氏が調理場審査委員として、パリで日本人シェフとして初めてミシュラン3つ星を獲得した小林圭氏も試食審査委員として参加し、審査の場でも日本人の活躍が目立ったパリ本選となり、日本にとっては歴史に残る大会となりました。
受賞者
優勝
堀内 亮
ル・ジャルダン à Fukui,Japon
2位
Louis Cespedes
Adam and Albin, à Stockholm,Suède
3位
Jan Smink
Smink à Wolvega,Pays-Bas
第54回コンクール・インターナショナル テーマ
Interprétation d’un morceau de boeuf au choix pour 8 perssonnes
8 assiettes avec un budget maximum de 50€
(400€ au total)
牛肉(好きな部位)のアシエット料理
課題ルセット
Pour 8 personnes
Entrée végétale aux légumes de printemps
春野菜の前菜 6人分
1人4時間でテーマ料理と課題ルセットを制作
各国8人のファイナリスト
Maximilan Kindel | Restaurant Facil, à Berlin Berlin,Allemagne | ドイツ |
Tristan Martin | Château de Grandvoir à ,Belgique | ベルギー |
Louis Gachet | La Chèvre d’Or à Eze,France | フランス |
堀内 亮 | ル・ジャルダン à Fukui, Japon | 日本 |
Jan Smink | Smink à Wolvega, Pays-Bas | オランダ |
Deepak Mallya | The Ritz Hôtel à Londres, Royaume-Uni | イギリス |
Louis Cespedes | Adam and Albin, à Stockholm,Suède | スウェーデン |
Victor Moriez | Hôtel de Ville à Crissier,Suisse | スイス |
国際ファイナル審査員
国際ファイナル審査員
Dominique Crenn, David Bizet,小林圭,Eric Briffard, Charles Coulombeau, Christophe Bacquié, Julien Dumas,Jonathan Zandbergen,Eric Fréchon,Pascal Girère,Amandine Chaignot
調理場審査員
Philippe Mille, Bernard Leprince, 関谷健一朗
コンクールに関するお問合わせ先
<ル・テタンジェ>国際料理賞コンクール・ジャポン
事務局 フランス文化を識る会
〒160-0023
東京都渋谷区桜丘町3-2 渋谷サクラステージ SAKURAタワー7階
TEL:03(5937)4412 FAX:03(5937)1891
COMMENTAIRE DU REPRESENTANT DU JAPON
日本代表 ル・ジャルダン 堀内 亮氏
第54回<ル・テタンジェ賞>国際シグネチャーキュイジーヌコンクールで良い成績を残すことができ、とても嬉しく思います。
ここに至るまでは、職場も変えた後でしたし、実技審査会場が初めての場所でしたので、様々な意味で大変な道のりでした。しかし沢山の方々のご協力の中、コンクールに参加出来たことは自分にとって非常に良い経験となりました。
やはり1人では何もできないと感じましたし、今まで皆さんに支えていただいていたのだなと改めて思います。 これに甘んじる事なく、これからも成長していきたいと思います。