2003 Pâtisserie Française
28
第28回
28e COURS DE TECHNOLOGIE DE
第28回
現代フランス製菓技術特別講習会
28e COURS DE TECHNOLOGIE DE
PATISSERIE FRANCAISE MODERNE PAR M. Jean-Jacques BORNE
2003年4月に第28回 現代フランス製菓技術特別講習会を行いました
フランス菓子の本質を求めるジャン-ジャック・ボルヌ氏(M.O.F.)のパッション
昔のパティスリーのような食感、素直で質の良い味、少しスパイシーな風味(フランスの今の傾向)、早く出来るシンプルで美しいデコール、長過ぎず簡潔なルセット、制作時間を短縮する合理的で効率的な仕事、品質が良く採算性の高いフランス菓子の紹介。
講師
ジャン-ジャック・ボルヌ氏
M. Jean-Jacques BORNE
- 1992年以来、フランス国立イッサンジョー高等製菓技術学校教授
- 1996年以来、インターナショナル・キュリネリー・スクール(パリ郊外)教授
- その他多岐にわたるフランス製菓関係の技術研修や多くの企業のコンサルタントとして活躍している。
MESSAGE
一般社団法人 日本ホテル協会 会長 山口 弘毅 氏
複雑なルセットから離れた素直な味、作業時間を短縮する合理的で効率的な仕事、品質が良く採算性の高いフランス菓子。
今や技術の向上と作業性の向上を目指す改革は、企業の繁栄にとって不可欠の条件です。
それは、知識を深め技術を新たにする努力を常に続ける人だけが成せることなのです。
フランス文化を識る会が再びジャン-ジャック・ボルヌ氏を招いて、第28回現代フランス製菓技術特別講習会を開催され、この講習の為に氏が制作した多彩なオリジナル菓子をその基礎を成す考え方とともに紹介することは、誠に時宜を得た有意義な計画であります。
私はこの講習会が日本の製菓界に新らたな風を吹きこみ、自信と情熱に満ちた発展の契機となることを確信すると共に、本講習会の成功を願って止みません。
2003年3月
一般社団法人 日本ホテル協会
会長 山口 弘毅
ご挨拶
ASSOCIATION DE LA CULTURE FRANCAISE
美味しい菓子は、人に安らぎを与え歓びと笑顔を誘います。
しかし全く新しい菓子を作り出そうとするあまり、フランス菓子の伝統から外れたものを作るよりは、伝統を見直し技術、素材、表現を現代化した美味しい菓子を作ることが大切です。
昨年に続いて招く講師ジャン-ジャック・ボルヌ氏(M.O.F.)氏の手で作り出される菓子の数々は、流行におもねたものでもなく奇をてらったものでもありません。
それはフランスの文化に息づく美味しい菓子であり、人に愛される心の味です。
1976年以来今日まで28年間毎年定期的に開催する本講習会の目的は、フランスの製菓芸術の紹介にありますが、併せて日仏文化・経済の交流を計り親善の強化に役立ちたいとする願いを込めて開催するものです。
日本の製菓界に活躍される皆様に、本講習会へのご参加のご案内を申し上げます。
2003年3月
フランス文化を識る会
ASSOCIATION DE LA CULTURE FRANCAISE