2006 Pâtisserie Française Profil 31

第31回 現代フランス製菓技術特別講習会

ジョエル・パトゥイヤール

Monsieur Joël PATOUILLARD

Joël PATOUILLARD

PROFILE

1954年ヴァランスに生まれる
1972年C.A.P.(職業適性証書)を取得
1974年兵役
1975年製菓店「マドモアゼル・ジュリア」でシェフ・パティシエ(ヴァランス)
1977年自身の製菓店「パティスリー・パトゥイヤール」をオープン(プリヴァ)
1987年自身のコンフィズリーの店「オ・パレ・デュ・マロン」をオープン(プリヴァ)
1988年イタリアにショコラの講師として招聘される
1990年カナダにフランス菓子の講師として招聘される
1991年マジョルカ島で行われた菓子の国際会議でデモンストレーターを務める
1992年イタリアにフランス菓子の講師として招聘される
1993年フランス文化を識る会主催の「第18回現代フランス製菓技術特別講習会」に講師として招聘される
1994年製菓企業の技術アドヴァイザーを務める
1995年カイロ製菓中央研究所(エジプト)にフランス菓子の講師として招聘される
1996年 – 現在30年間続く名店「パティスリー・パトゥイヤール」(菓子、コンフィズリー、ショコラ)及び「オ・バロタン」(ショコラ専門店)を自営する

その他フランスはもとよりスペイン、スイス、イタリア等からの招聘を受けて技術指導にあたり、氏の人となりと技術は国際的にも高く評価されている。

1982年「サントル・アルプ・コンクール」(ヴァランス)でアメ細工の芸術賞第1位
同コンクールでショコラの芸術賞第1位、ラ・サン・ミシェル製菓者協会より金メダルを授与
1983年「サントル・アルプ・コンクール」(リヨン)でアメ細工の芸術賞第2位
1984年「サントル・アルプ・コンクール」(グルノーブル)で創作賞受賞
「クープ・ド・フランス」(パリ)のフィナリスト

MESSAGE

自然は私達に、人間の想像を遥かに越えた豊かな味わいの素晴らしい産物をもたらしてくれました。

私達プロフェッショナルは、その恵みを先人達の知恵が詰った伝統技術を今に生かして変化させ組み合わせて、これからの新しい菓子を作らなければなりません。

顧客の嗜好が回帰し本物の味を求めている現在、連綿と続く伝統の中に今求められているその味があります。

それは、味の調和が取れた素直な菓子、味わいのあるフランス菓子です。

私のフランス菓子を皆様に紹介出来ることは大きな喜びであり、新たな発展の機会となる日本のパティシエの方々との出会いを楽しみにしております。

2006年3月
ジョエル・パトゥイヤール