2014 Pâtisserie Française Profil
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第43回 現代フランス製菓技術特別講習会
エリック・ベルゴン
Monsieur Eric BERGON
PROFILE
1998年〜1999年 | ミシェル・ゲラール氏の<レストラン・メゾン・レ・プレ・ド・ユージェニー3つ星> ドゥミ・シェフ・ド・パルティ |
1999年〜2002年 | フィリップ・ウラッカ(M.O.F.)氏の<メゾン・フィリップ・ウラッカ> パティシエ、小型菓子から大型菓子を製造する4人のチームのマネージャー |
2002年〜2003年 | フィリップ・スゴン(M.O.F.)氏の<メゾン・リエデレール> アントルメ製造総責任者 |
2003年〜2013年 | セバスチャン・ブイエ氏の<メゾン・ブイエ>においてシェフ・パティシエ 20名のパティシエのマネージャー、仕入れの責任者、セバスチャン・ブイエとコラボで新商品の開発、顧客との交流と販売、<ガトー・エコール>(個人を対象とした製菓学校)の運営を行う |
2013年2月 | 南仏サン・トロペの近くカヴァレール・シュル・メールに、パテイスリー、トレトゥール、グラシエ、ショコラティエ<ガトー・ド・ファミーユ>を開店し、その経験を生かして大成功を収め現在に至る |
コンクール
1996年 | コンクール・ピエス・アルティスティック、(モン・ド・マルサン) 2位(ジュニア部) |
1999年 | トロフェ・・ルイ・ベルジェ、(トゥールーズ) ピエス・アルティスティック(シュクル)部門 優勝 |
2001年 | トロフェ・ユーロペアン・コアントロー、(ロモランタン) ピエス・アルティスティック(シュクル、アントルメ)部門 2位 |
2002年 | コンクール・ピエス・アルティスティック、(シュクル、『セート』) 3位 |
2007年 | コンクール・ピエス・アルティスティック、(シュクル、『ラ・ロシェル・シュル・フォロン』) 優勝 |
2008年 | コンクール・ピエス・アルティスティック、(シュクル、『ラ・ロシェル・シュル・フォロン』) 2位 |
MESSAGE
今日の不確かな世界の中で、私たちのお客様は安らぎを求めています。
家族のぬくもりや、幼少時代を思い起こさせるシンプルなお菓子以上に安らぎを与えてくれるものが他にあるでしょうか。
フランスのパティスリーは家族の団欒と共にあり、誕生日や洗礼式、結婚式、聖体拝領などのお祝いを通してすべての世代が一堂に会してお菓子の周りに集まります。
時代が厳しくなればなるほど、人々は結束を固め、家族や友人たちと共にこの時間を分かち合おうとします。
それではお客様が真に求めるものとは何でしょうか。
―フレッシュなお菓子
―美しく味わいのあるお菓子
―シンプルでトラディショネルなお菓子
―おなかがすいた時につまむ、塩味甘味様々なお菓子
私の店では、その名の”Gâteaux de famille” の通り、家庭で喜ばれるお菓子を目指して菓子作りに励んでいます。
自分でも作れそうなシンプルなお菓子、例えばタルトやケーク、サブレ・シュクレ、サレなど、大好きでも仕事や家庭の忙しい生活の中でなかなか作ることのできないものも多く取り揃えています。
でも忘れないでください。これらのお菓子は私たちのお客様に安らぎを与えてくれるものなのです。
なぜなら、それらは彼らにとって、親しみやすく味わい深いものなのですから!
2014年3月
エリック・ベルゴン